なんかこう…全体的に潤ってると言うか
ボリューム感もちょうど良くて
柔らかそうな質感
そんな山がタイプです
こんにちは
北は北海道から南は沖縄まで
色々な山道をドライブしてきましたが
走っているだけで楽しかったのは北海道、青森、岩手
そして岐阜、愛知です
私の経験上、自分と相性のいい場所ってのが必ずあって
その地を訪れると良い出会いや面白いエピソードをもたらしてくれる
いるだけで元気になれる
そんな場所
今回の小旅行では、相性のいい場所を新たに沢山見つける事が出来ました
5月21日
愛知県 岡崎にある酒蔵
柴田酒造さんに見学に伺う
柴田酒造ホームページ
http://www.kounotsukasa.co.jp/
細い山道をしばらく登って行きます
天気も良くて気持ちよかったです
しばらく走ると右手に小川が流れています
この山もまた私好みの山です
水が豊富なのか空気が湿っているのではなく潤っている
そんな印象です
たまに車を止めて散策したり
苔を育てたいなと思ったり
大地を感じたり
そんなことしてるうちに着きましたよ
地元銘柄 孝の司
と
限定流通銘柄
衆
の簡略文字で
人が3つ
ぎん
を醸す
柴田酒造さん
緑が多くものすごくのどかな所にあります
まずは蔵を案内して頂きました
ぎんを醸すために新たに建てられた蔵
ぎん醸蔵
気合いの入ったメタリック麹室
事務所の入り口
お話に夢中で内部はほとんど写真を撮っていません
このお酒とは、今の勤め先でお取引させて頂いている酒屋さんからの紹介で出会いました
珍しいお酒仕入れたから試してみないか⁉︎
一度会ってみない⁉︎友達からでもいいからさ‼︎
みたいな。そんなノリでした
はじめの印象は、文字とも絵ともとれる攻めに攻めたジャケットと
それに相反するびっくりするくらい真面目で丁寧な印象の裏面
歌詞カードのスペシャルサンクスの欄に、地元のよく行く飲食店書いちゃうくらい真面目で丁寧な印象
ミステリアスな見た目の印象とは裏腹に、実にクラシカル
そして本当に美味しいお酒を作りたい‼︎と言う誠実さが伝わってくる
情熱的な想いを感じる味がした
そもそも何でこんなに美味しいお酒が限定流通なのか
量を作ることができないから東京には出回らない地元限定流通
的な事かと思えばそうではない
地元には古くから親しまれた地元銘柄 孝の司を作りつつ
東京で売れる事
ではなく
本当に美味しいお酒
を理解し、作り手たちのこの想いを乗せて届けてくれる酒屋さん、飲食店さん
がいる日本各地
そして世界へ意識を向けたお酒だったからです
人を3つ書いてぎん
と名付けた理由、
また蔵の方々がみんなで考えて生み出したこのシリーズ
強く熱い想いや拘りがあるからこそ、手放してからも大切に扱ってもらいたいからこそ
そこかしこには出回らない一本なのです
流行ではなく、お酒の真価や未来の在り方を見据えた一本
こうして現場まで足を運ばなければ、頭ではなく心で理解する瞬間は訪れなかったと思える嬉しい出会いでした
蔵のある土地の名前でもある神水(かんずい)
硬度0.2と言う
やっわやわのお水こそ、この蔵の醸すお酒の主たる特徴である
飲ませて頂いたが、スッと体に染み入るようなそんな軽くて透明度の高い味わいのお水
なんならちょっと甘い
この神水をお酒作りの全ての工程で使っている点も拘りがあって素敵だ
地元の恵みを詰め込んだお酒
でありながら
地元に甘んじたり、東京を意識しすぎて媚びたスタイルになっていない点が最高にイカしてる
と、やはり直接現場に足を運んでみると、好きだったお酒が更にめちゃめちゃ好きになります
あまりに好きすぎて語り出したら止まらないので
是非ちりんをオープンした際は、あらゆる温度帯で表情を変えるぎんと
それに合わせた野菜料理で
この旨さ
情熱的な蔵人さんの想いを詰め込んだ一滴を体感してください
最後に蔵の前で記念撮影
この写真を見て、この晩わたしはひげをそりました